TOEFL iBTとは

TOEFL® テスト(Test of English as a Foreign Language)は、英語を母国語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテストとして、米国非営利教育団体Educational Testing Service(ETS)により開発されました。
アメリカやカナダを中心に、オーストラリア、イギリスなど海外の大学・大学院が留学生の英語力を測定するテストして採用しており、大学の授業やキャンパスライフで必要な英語力を総合的に測定します。

2005年にインターネット版TOEFL iBTがスタートし、それまで行われていたペーパー版のテスト(PBT)は廃止されました。
TOEFL iBTでは文法セクションがなくなり、新しくスピーキングセクションが導入され、また各スキルを組み合わせて解答する問題(Integrated Task:複合問題)など、英語を「知っているか」ではなく「どれだけ使えるか」に焦点を当てた、より実践的で正確な英語力測定テストになりました。
日本では全国27箇所で、月に3〜4回 実施されています。

テスト内容

大学の授業やキャンパスライフで必要な「読む」「書く」「話す」「聞く」の4技能を総合的に測定します。
全セクションをコンピューター上で行い、スピーキングセクションはマイクに向かって話し録音をするスピーチ形式で行われ、ライティングも手書きではなくタイピング入力になります。
所要時間は4〜4.5時間。

テスト構成

セクション:Reading(読む)

試験時間
60〜80分
問題
3または4パッセージ
(各700後程度)
1パッセージにつき12〜14問で合計36〜56問
大半が1問につき1スコアの換算
特徴
・学術的な長文を読み質問に答える
・選択問題/グループ分け/文の挿入など
・質問内容は主に以下の2パターン
1.文章の全体の要約内容や文章全体に関わる情報を問う
2.文章内の一部の情報について問う
・制限時間内であれば特定の問題を飛ばして後で戻って解答できる(解答・未解答のチェック機能あり)
スコア
0〜30

セクション:Listening(聞く)

試験時間
60分〜90分
問題
1.長い会話(3分・5設問)x1
2.講義(3−5分・6質問)x2
1つの会話と2つの講義が1セットとなり、2〜3セット課せられる
合計34〜51問
特徴
・ヘッドセットを使用
・聞きながらメモを取ることが可能
・学生と教授の会話や授業中の討論、教授による講義などを聞いた後に各質問に答える。
スコア
0〜30

セクション:Speaking(話す)

試験時間
約20分
問題
全6題
・Independent Task(スピーキングのみの独立問題) x2題
準備15秒→回答45秒
・Integrated Task(複合問題)x4題
1.Reading45秒→Listening60-80秒→準備30秒→回答60秒
2.Listening60-90秒→準備20秒→回答60秒
特徴
・マイクつきヘッドセットを使用
1.身近なトピックについてについて、与えられた質問に答える
2.キャンパスライフや学術的内容について、読んだり聞いたりした内容を元に、質問に答える。
スコア
0〜30

セクション:Writing(書く)

試験時間
約50分
問題
全2題
・Integrated Task(複合問題)1題
1.Reading3分→ Listening2分→Writing20分
・Independent Task(ライティングのみの独立問題)1題 30分
特徴
・タイピングで回答(手書き不可)画面上に語数が表示される
1.150〜225語程度
読んだり聞いたりした内容を元に、要約する
2.300語程度
与えられた設問について自分の意見をまとめる
スコア
0〜30

テストスコア

総合スコアは0〜120/各セクション0〜30。
アメリカ大学の学部課程への入学に必要なスコアはiBT70〜80、大学院では80〜100が目安です。
大学によっては総合スコアだけでなく、各セクションの最低スコアを要求する大学もあります。
スコアの有効期限は2年間です。

ListeningとReadingの評価方法

全40問中の正答数により1.0 − 9.0(0.5刻み)のバンドスコアで表されます。
正答数とバンドスコアの目安は下記の通り。
(問題の難易度により多少異なります。)

バンドスコア:5
正答数
Listening:16
Reading:16
バンドスコア:6
正答数
Listening:23
Reading:23
バンドスコア:7
正答数
Listening:30
Reading:30
バンドスコア:8
正答数
Listening:35
Reading:35

ListeningとReadingの評価方法

正答数によって0〜30の間でコンピューターが採点。

Speakingの評価方法

6つのタスク(課題)が以下の4つ採点基準でそれぞれ0〜4で評価され、その合計が0〜30のスコアに換算されます。

<採点基準>
General Description(全体)
Delivery(発音、流暢さ、イントネーションなど)
Language Use(語彙・文法)
Topic Development(スピーチの構成・発展)

Writingの評価方法

2つのタスク(課題)がそれぞれ、文章構成・文法・語彙・完成度など基準で総合的に0〜5の6段階で評価され、その合計が0〜30のスコアに換算されます。

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